
アクイジションとは、いわゆるM&Aの、Aの部分〈Acquisitions〉にあたり、デューディリジェンスとは投資の入口にあたります。簡単にいえば投資案件に対して値段をつける仕事。債権や不動産、株等のあらゆる投資対象を調査・分析し、投資会社(主にゴールドマン・サックス)と共に投資額と投資戦略の策定を行います。企業買収案件においては財務資料やマネジメントインタビューにより経営状況を把握し、収益性の精査、同業他社との比較など、多方面から判断します。データ収集には業界に精通したコンサルティング会社や各種の鑑定会社といった外部専門家の協力も不可欠。彼らを的確に活用し買収案件を成功に導く、いわばアレンジャーのような仕事です。
常に新しいマーケットに触れられることでしょうか。ホテル、ノンバンク、アパレルと、毎年新しい案件が登場しますね。業界知識や経験がなくてもおのずとスキルアップできると思います。ベンチャー企業などからこちらが受ける刺激も多いですよ。もちろん大変なこともあります。ある案件を引き受けたときは大阪に出張して1週間夜遅くまでデータ収集にかかりきりでした。でも一人ひとりの努力が大きな投資案件の成功に結びつくので、会社の歯車という雰囲気ではありません。

もともとコンサルティングの会社にいて、銀行の不良債権処理のアドバイザーをしていまいた。当時は売り手側にいたため、買い手側の投資手法や投資結果が.わからず、結果を見てみたかった。それにコンサルタントはスペシャリティがありそうでないのでは?という疑念もありました。そんなとき上司に誘われたのが直接のきっかけです。現在の職場なら、ひとつのことにフォーカスして深めていけます。チームのメンバーもプロ意識が旺盛で、自分のベースを活かしながらステップアップできる環境です。
自分自身の価値をどう出すか、ですね。今ここに自分が存在して、何をしているのか。それを客観的に明確にし、価値を生かすことを考えます。そのためには勉強も必要ですが、自分にとっては何が必要で何か不必要かの見極めも重要です。それから「人を見る目」も必要だと思っています。日本の企業はワンマン社長が多く、ふたを開けてみたら役員以下、社員がバラバラだったということもあります。実際にトップを入れ替えて成功した会社も少なくないわけで、経営トップと自然体で接しながらも、見るべきところは見るようにしています。いつかはこうしたマネジメントに関する経験を活かして、自分でも事業を興してみたいですね。

まず求められるのは、新しいことにチャレンジする精神をもっていること。その上で金融、不動産分野での知識と経験があること。もちろん最初から全てのスキルを身につけている人はいません。いずれかの分野での知識と経験を土台として新しいスキルを身につけていってください。また、案件には多くの人がかかわり交渉する場面も多くなりますので、ロジカルな思考や交渉力も必要になりますな思考や交渉力も必要になります。